現在3歳になる、元気いっぱいのぷりちゃんは完母で育ちました。
新生児〜1歳にかけては特に大変だったなあと思い出す今日このごろです。
完母で育ったぷりちゃんがとても大変だったので、1月に生まれた双子は完ミ(完全ミルク)で育てています。
まず双子なので、完母で育てるのは無理だろうという理由と、そもそも完母で育てるのが大変すぎたという理由からです。
結果としては、完ミのほうが断然おすすめだと我が家では考えが一致しています。
なぜミルク育児のほうがおすすめなのか、完ミのメリットとデメリットを紹介します。
完母はつらい
完母ではもちろん、母親しか授乳をさせることができません。それはそれは母の負担が大きすぎて大変すぎます。
ただでさえ1年近くお腹に子を抱え続けながら大変な思いで過ごしてきたのですから、産後はもう少し楽をしてもいいはずなのです。
また母乳育児だと、授乳中の拘束時間がとてつもなく長いです。赤ちゃんは母乳だと特に、飲んで飲み終わってまたすぐ飲んで、を繰り返すのでそれだけで一日のほとんどを過ごすなんてことはよくあります。
母乳育児だと乳腺炎にもなるし、生後8ヶ月くらいからちょっと歯が生えてくると噛まれたりすることもあります。
ミルクと母乳の混合ではだめなのか?
ミルクと母乳の混合で育てられている赤ちゃんももちろんいます。
ですが、我が家では混合育児は早々に失敗しました。
一人目のときは最初こそ混合で育児をしていたのですが、生後1ヶ月を過ぎたあたりから哺乳瓶でミルクを飲むことを嫌がるようになってやがて飲まなくなり、そこから完母に移行していました。
乳頭混乱と言って混合育児の赤ちゃんにはよくある症状のようです。
ミルクと母乳のいいとこ取りのように見えて混合育児は結構難しいのです。
一度完母になると、そこからミルクに移行するのは至難の業です。
そのため二人目(双子)では、そうなってしまわないように早々に完ミに移行しました。
結果的に完ミが我が家では正解だと今でも感じています。
ミルク(完ミ)のメリット
夫婦で交代で飲ませることができる
ほとんど言いたいことはこれに尽きるのですが、ミルク育児であれば男性も赤ちゃんにミルクを飲ませることができます。母乳ではそうはいきませんね。
一人目の完母のときは妻が本当に辛そうにしていました。
哺乳瓶では嫌がって飲めないようになってしまったため、代わってあげることもできず私も精神的に辛かったことを覚えています。
それが双子ともなると、想像しただけで大変ですね。双子が生まれてから最初のうちは母乳とミルクの混合だったのですが、早々に完ミに切り替えました。
これにより夜間も交代でミルクをあげることができるようになり、夫婦の負担のギャップも少なくなりました。
余談ですが、我が家では赤ちゃんでもミルクをセルフ飲みすることができる「ママ代行ミルク屋さん」というグッズを使っています。
自分でミルクを飲んでもらっている間に家事などを少し進めることができる便利な商品です。
ミルクだとこんな便利グッズに頼ることもできるのです。
ミルクは母乳よりも腹持ちがいい
ミルクは母乳よりも消化に時間がかかるため、飲ませてから基本的に3時間は間隔をあける必要があります。
母乳では赤ちゃんは結構早めにお腹が空いてしまうのです。母乳で育った一人目のときもそうでした。
1時間間隔くらいであげていたときもあったかと思います。
それがミルクだと長く時間を空けられますので、その分赤ちゃんはお昼寝ができますし、大人は自分の時間にあてられます。
最初のほうはなかなか3時間も空けられず2時間程度で欲しがることもあるのですが、徐々に長く間隔を空けられるようになってきており、今では夜は6.7時間程度ミルクを飲まなくても寝られるようになりました。
腹持ちが良いというのは大人にとってとてもありがたい、完ミならではのメリットです。
一時保育や祖父母に預けることもできる
ミルク育児であれば、ミルクを飲ませることができれば一時的に預かってもらうことも可能です。
まだ我が家ではほとんど双子を預けたことはないのですが、それでも今後一時保育を申請しており利用予定です。これもミルクで育っているからこそ可能なことですね。
赤ちゃんだから自分が常に一緒にいてあげなければいけない、というよりかは、子どもを預けてたまには息抜きするというのが何より理想的な状態だと私は考えます。
母乳では摂取できない栄養素を含んでいる
ミルクは母乳では摂取することができない、ビタミンD、ビタミンK、鉄分も摂取することができます。
これは一見目に見えないですが、大きなメリットですね。
産院から退院のときにもらえる「K2シロップ」というビタミン剤があるのですが、赤ちゃんはこれを飲むことで母乳では足りないビタミンKを摂取することができます。
ですが、K2シロップは基本生後3ヶ月までとなり、それ以降は母乳だけではビタミンKが不足してしまうのです。
ビタミンDも日光浴などで体内に作り出すこともできますが、毎日お散歩に出かけることも大変ですしそもそも雨の多い時期や地域ではうまくいかないときも多いですね。
その点ミルクでは赤ちゃんに不足しがちな栄養素も含まれています。栄養面を比較すると、ミルクのほうが実は完璧なのです。
ミルク(完ミ)のデメリット
ミルクの育児をおすすめしますが、残念ながらメリットばかりではありません。我が家で感じられたデメリットもご紹介します。
ミルクは赤ちゃんが便秘になりやすい
メリットの項目で腹持ちが良いと記載したのですが、これは裏返すと消化に良くないということです。
あくまで母乳に比べるとということなのですが、やはり人工物のミルクでは自然100%の母乳には消化の良さでは敵いません。
実際我が家でも丸一日うんちがでないということが頻繁にあります。今のところ苦しそうにしているということはないのですが、お通じが良いことにこしたことはないのでこれはデメリットとして知っておいてください。
風邪をひきやすい(かも)
ミルクで育てていると風邪をひきやすいと昔からよく言われるそうで、我が家の双子も生後1ヶ月程度の頃に風邪をひいてしまいました。
完母で育った一人目の子は保育園に入る1歳になるまで一度も風邪をひかなかったので、ミルク育児での影響があるのかもしれません。
丈夫な体をつくるのは菌であり、赤ちゃんは様々な菌を取り入れながら体に抗体ができていきます。
母乳を飲むことでお母さんの菌を体に蓄えることができるのですが、この菌がミルク育児では少し足りないのかなと思いました。
とはいえ、科学的にミルクだと風邪をひきやすいと証明されているわけではないようで、あくまで傾向を感じられたという私の意見として捉えてください。
ミルク代がかかる
もちろんなのですがミルク代がかかります。双子ともなると粉ミルク1缶がすぐになくなります。
完母のときは考えなくてよかった出費なので少し痛いですね。
ですがコストがかかってでも母乳よりミルクで育てるメリットのほうが多いと私は考えています。
ミルクはたくさんのメーカーから様々なものが発売されていますが、我が家では「はいはい」をいつも使っています。
「はいはい」は他のミルクに比べて比較的便秘になりにくいよう作られていること、またミルクで一番人気と言われている「ほほえみ」よりも¥1,000ほど安く購入できます。
「はいはい」は安いから「ほほえみ」よりも質が劣るというわけではなく、「はいはい」は産院などで広告をだしていないため広告費を抑えられているから安いのです。
そのため「はいはい」が総合的にバランスの良いミルクだと我が家では考えております。おすすめですので一度検討してみてください。
毎回哺乳瓶を洗浄&除菌しなければいけない
完ミ(ミルク育児)の場合は哺乳瓶との戦いです。
一日に何度も何度も哺乳瓶を洗って除菌する必要があります。
我が家では双子なのでそれはそれは何度も哺乳瓶を洗います。
でもこれも慣れですね。習慣になった今では全然苦に感じていません。
また我が家では哺乳瓶の除菌と乾燥を一気におこなってくれる「ポチット」というアイテムを使うようになってからだいぶ時短できるようになりました。
ポチットの紹介記事もぜひあわせて読んでみてください。
まとめ
母乳育児が辛いと思ったら、思い切って完ミにしてみてはいかがでしょうか。
完ミのほうが赤ちゃんも大人もごきげんで過ごせる時間が長いなと、今は感じています。
それでも母乳のメリットももちろんたくさんあります。一度夫婦間でミルクと母乳、どちらにウェイトを置くかという話題で話をしてみるといいと思います。
大事なのは辛い思いをする必要はないということ。赤ちゃんの成長には完全ミルクでも良いのです。